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【サラエボ】衝撃すぎる戦争のリアルな爪痕が残るも風光明媚な街

リアルタイムは、ブルガリアのヴェリコ・タルノヴォです。 今日はこれから宿で申し込んだツアーに行ってきます。 面白い場所がありまして、そのためにヴェリコ・タルノヴォに来たわけです。

衝撃。こんなに弾痕あるんだ…

2019年8月6日

ボスニア・ヘルツェゴビナサラエボ2日目です。

昨日は、夕食を食べに出歩いただけなので、その時の料理は最後にご紹介。

今日は一日、サラエボ観光です。

ほとんどの観光スポットが中心部にあるのですが、一部、少し離れたところにあります。

歩いて行けない距離ではないので、今日もひたすら歩きます。

 

旧市街の中心、バシチャルシャ

宿からバシチャルシャに向かう途中にあった旧市庁舎。

旧市庁舎なのに、結構きれいだなぁ。

と思ったら、1994年の砲撃で全焼し、修復されたものだそう。

装飾が細かい。

この手前にあった看板。

こういうのやめてほしいわぁ。

漢字で旅行会社名がデカデカと書かれているバスもたまに見るけど、あれ、やだなぁ。ヨーロッパで漢字見たくないよね。

 

そんなことを思いながら、旧市街の中心にあるバシチャルシャ、職人街に来ました。

お土産屋さんやレストランが並んでいるので、人でいっぱいです。

奥にイスラム教のモスクが見えるように、バシチャルシャはアラブな雰囲気です。

お土産もそんな感じのものが多いです。

ムスリムの女性も見かけます。

これは、セビリという水飲み場

暑い日だったけど、水は冷たかった!

周りには、鳩がいっぱいです…。

 

バシチャルシャからの通りを進んでいくと、ミーティングポイントという場所が。

ここを境に東側はイスラムな雰囲気の街。低い建物ばかり。

写真を撮ったのだけどもブレたので、こんな境目からの写真ではないけど、こんな感じ。

西側は高い建物。

きっぱりと分かれてて面白いなぁ。

 

近くにあった、旧正教会

中には入れないっぽいです。外観のみ。

 

市場へ。見たことないものが

市場へやってきました。

道路を挟んで、青空市場と屋内市場があります。

青空市場は、パプリカが多かったのが印象的。

やはりバルカン半島はパプリカなんだなぁ。

 

そして、屋内市場へ。

屋内市場は肉、乳製品がメインでした。

肉は熟成肉(たぶん)やソーセージとかが多かったかなぁ。

乳製品はチーズが多かったけども、ヨーグルト(たぶん)に漬けてあるパプリカを売ってるお店が数件。

漬物的な感じなのかな?

初めて見ました。

 

聖火

市場の前の通りを少し進むと、聖火がありました。

サラエボ1984冬季オリンピックの開催地ですね~。

平和の祭典オリンピックが行われたのにも関わらず、戦争が起こった国です。

 

聖火がある通りをずーっと歩きます。

黄色、茶色い建物が多い。ちょっと暗いかな。

よく見ると、弾痕が。

サラエボの街を歩いていると、弾痕のある建物がいっぱいあります。

昨日、バスターミナルから宿へ向かう時に乗ったトロリーバスからマンションが見えたのですが、弾痕だらけで衝撃的でした。

こんなの見たことがなかったので、本当びっくりだった。

戦争から20年以上経過しているけど、こんなに爪痕が残っているとは思わなかったです。

こういうのは、実際に来て見ていないとわからないものだなーと。

 

スナイパー通り

ひたすら歩いて、スナイパー通りにやってきました。

名前が悪いですね。通称です。

この旧ホリディインあたりから西へ続く通りをスナイパー通りというそうです。

動くものは全て撃ち落とされた、とのこと。

(レトロなトラム)

 

通り沿いの建物にも、弾痕がもちろん残ってます。

旧ホリディインは、当時、世界中のジャーナリストが集まってたらしいです。

以上、地球の歩き方先生情報です。

 

アヴァズ・ツイスト・タワー

スナイパー通りからさらに歩き、サラエボの街で目立つアヴァズ・ツイスト・タワーへ行ってみることに。

向かう途中にあったサラエボ中央駅。

なんか廃墟っぽい。しかし、現役です。

アヴァズ・ツイスト・タワー手前にあった建物。

これは酷いなぁ。

 

到着。

全部入らないw

このタワーに何があるかを調べずに行ってしまったのですが、新聞社が入ってるそうです。

道理で観光地っぽくないなぁと思った。

ボスニア・ヘルツェゴビナで一番高いビルです。

タワーの上は展望台になってるそうですよ。(有料)

 

残念。旧オリンピックスケートリンク

アヴァズ・ツイスト・タワーからひたすら歩いて戻り、オリンピックで使われていた建物へ。

スケートリンクだったそうです。

今は、ショッピングセンターなのですが、

廃墟感ありすぎです。

五輪のマークが残っていますが。

なんかこういうの見ると悲しいなぁ。

ここの近くの橋。

突然かわいい推し。

いい景色なんだよね。川がある景色っていいよね。

この橋は独創的だなぁ。

こんなものもあった。

体操?なんだろ?

歴史的な場所、ラテン橋

川沿いを歩きました。

さて、サラエボで有名な場所へ来ました。

ラテン橋です。

正確にはラテン橋の近くなのですが、何が起きた場所でしょうか??

答えは、オーストリア=ハンガリー帝国の皇太子夫妻が殺されて、第1次世界大戦が始まったきっかけとなった場所です。

奥に見えている博物館の壁に、詳細が書かれてました。

橋の欄干にはお決まりの南京錠が。

 

絶景ポイントの要塞と悲しい場所の墓地

バシチャルシャから見えた印象的な場所に行ってみることに。

墓地。白い墓石がたくさん。

墓石を見てみると、見た限り内戦が行われていた時に亡くなっている方ばかり。

サラエボでの犠牲者は一万人を超えてるそうなので、これはほんの一部ですね。

こういうのを見ると、やるせない気持ちになりますね。

 

墓地からさらに丘を登っていくと、要塞跡があります。

ここからサラエボの街が一望。

気持ちいいね。

ここから夕日を見るのもいいかも、と思い、私にしては珍しく夕日を見に行って見ました。

基本的に夜は出歩かないのですが、人通りが多く治安も良さそうだったので。

ちょっと出遅れてしまったかな。すでに人がたくさん。

こんな感じの夕日でした。

暑いからあまり焼けませんね。

 

グルメの話

昨晩の話。物価も安いので、夕食は外食することに。

と行っても、外食ってほどのものは食べてないんですけどね。

地元の人で混んでいた、チェヴァブチチのお店に行きました。

チェヴァブチチは、棒状のハンバーグって感じ。

パンに挟さまれて提供されます。

それがこれ。

フォーク突き刺してあるよ。玉ねぎが付け合わせです。

味が濃いめで、パンと一緒に食べてちょうどいい感じ。

ビールは置いてなかったので、コーラを飲んで、全部で約370円。安い!

 

今日のお昼は、適当に入ったお店で。

野菜の肉詰めにしました。

(ブレてる…店内暗かったからなぁ)

ビールとともに。サラエボのビールです。

こっちでは、とりあえず野菜は何でも肉詰めにしちゃうらしいですw

思ってたより量が少なかった上に、味が薄めだったなぁ。

適当なお店に入らないで、調べて行けばよかったなぁ。

 

夜はブレク!

バルカン半島でよく見るパイです。中にひき肉が入ってます。

このお店は、ヨーグルトがトッピングされてました。

ヨーグルトをつけて食べると、さっぱりしていいね~!

こういう使い方もあるんだなーと。

 

スーパーで見たチョコレート。

パッケージがレトロ。

 

 

サラエボって、オリンピックと戦争のイメージしかなかったのですが、街並み自体はきれいだったし、山に囲まれてるので風光明媚で、こんな街だとは思わなかったなぁ。

こういうのも、実際に来てみないとわからないよね。

ベオグラードからサラエボまでも、車窓からの景色は牧歌的で、のんびりした風景だった。

戦争のイメージとのギャップが大きくて、とても印象に残った国でした。

さて、2泊だけのサラエボ。明日はベオグラードへ戻ります。

次はまたベオグラードです~