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no travel no life

【沿ドニエストル】未承認国家へ潜入。久々にテンションが上がった街並み

リアルタイムは、ジョージアトビリシです。 今日はアゼルバイジャンビザを取りに行ってきました。無事、行けるぞー! しかし、イランビザのメールが来ないので、この先のルートについてまだ悩んでます。 ここら辺の国は仲が悪いから、行く順番とかがあるんですよー。仲良くやって欲しいよね。

 

未承認国家、沿ドニエストル共和国へ行ってきた

2019年9月11日

モルドバのキシナウ2日目です。

さて、今日はキシナウから日帰りで行ける「沿ドニエストル共和国」に行ってきました。

知ってます?

私も知らなかったのですが、ここら辺を調べていたら発見しまして、簡単に行けるっぽいので、行ってみることにしました。

しかも、面白い街並みっぽいじゃないですか。

これは行ってみるしかない。

沿ドニエストルの歴史については、ググってねw

昔、ソ連ルーマニアのゴタゴタでできた国です。

現在はモルドバの一部とされてますが、実効支配はされてないので、実質、独立状態です。

しかし、承認されてない国家です。

 

キシナウからティラスポリ

私は、沿ドニエストル共和国の首都ティラスポリに行って、戻ってこようと思います。

ティラスポリ行きのバスは、中央バスターミナルから出ています。

バスターミナルの建物を正面から見て、右側の通路を奥に進むと、沿ドニエストル方面のチケット売り場があります。

(夕方撮ったので、暗いです)

ここでティラスポリ行きを購入できます。

外国人はティラスポリに行くってわかっているのか、私がいう前に「ティラスポリ?37レイだよ」と教えてくれました。ここら辺の国にしては、優しいおばちゃんだった。珍しい。

バスは私が乗り込んだらすぐ出発。11時発でした。

 

国境(正式には国境じゃないけど)では、モルドバ側では特に何もなし。当たり前ですね。同じ国の中なので。

そして、沿ドニエストル共和国側のパスポートコントロールへ。

外国人はバスから降りて、建物内に入ります。

聞かれたのは、どこ行くの?と何日間?だけ。以上。

ちなみにですが、宿泊すると手続き等が面倒らしいです。

スタンプの代わりに、こういう紙をくれます。

これは出国の時に必要です。

ロシア語で質問されるという情報を見たのですが、英語で質問されました。

沿ドニエストルはロシア語なので、とりあえず「ズドゥラーストゥヴィーチェ(こんにちは)」とロシア語で挨拶したら、初めは思いっきりロシア語で質問されたどね笑

あっさり入れてよかった。

バスはティラスポリ手前の街、ベンデルを経由して、ティラスポリに到着。13時頃、バスターミナルに到着しました。

 

旧ソ連感半端ないぞ。ロシアLOVEが伝わってくる。

さて、ティラスポリを観光しましょうか。

観光といっても、街並みを見る、って感じなんだけども。

 

歴史上、沿ドニエストルロシア帝国の一部だったので、今でもソ連の流れを受け継いでるわけです。言葉もロシア語です。

そんなわけで、今でもロシアLOVEなものをたくさん見ることができました。面白かったですよ。

 

まずは両替

まずは両替をします。

沿ドニエストル共和国は独自の通貨を持ってます。

沿ドニエストルルーブルです。

ルーブルを使ってるあたりが、ロシアLOVEが伝わってきますw

バスターミナルに隣接している駅に両替所が2ヶ所あります。

 

ここで両替しました。150モルドバ・レイ(約900円)分両替しました。

後から発生したコイン。安っぽいぞw1円玉っぽさがあるね。

 

キロフ公園

バスターミナルの近くのキロフ公園。

中に教会があるのですが、国旗色だw

 

沿ドニエストルの国旗の色は緑と赤。

なんかヤバそうなこの国旗。ソ連の国旗に緑の線入っただけ。

街は、緑と赤のものが多いということがこの後わかります。

 

市庁舎

市庁舎にきました。

え?何このペイント?!

思わず声が出ましたよ。何これ!!

真ん中の青は何を意味してるのかはわかりませんが、このヤバめなペイントを見られただけで、ここに来てよかったと思ってしまったw

まだ公園とここにしか来てないのに。

 

映画館

大きい映画館がありました。人が全然いませんw

最近の映画がわからないのですが、ここで上映されてる映画は、どこの国の映画なのかな。あ、ロシアか。(あくまでも想像)

 

ズヴォーロフ像と旗

映画館から少し歩くとあるのが、文化宮殿です。

このすぐ近くに、ズヴォーロフ像と旗が立ってます。

ズヴォーロフは、ロシアの将軍です。英雄とされてる人物。

その近くには旗が並んでます。

ロシア国旗以外見たことない旗ばっかりなのですが、未承認国家とされてる国の旗です。沿ドニエストル共和国を国として認めてる未承認国家の旗らしいですよ。

 

連邦政府庁舎とレーニン

さらに少し歩き、連邦政府庁舎です。

前に立つのがレーニン像。

レーニン像って、今はもうロシアでも見かけないらしいので、レアですね。

 

栄光のモニュメント

最後に行ったのが、栄光のモニュメント。

絶えることのない火があります。

お墓が並んでます。

近くには戦車。

 

栄光のモニュメントの近く道路には、こんな看板がありました。

1990年は独立を宣言した年です。

2019年の9は上から貼ってるのがいいねw

 

そのほかの面白いもの

公園から次の市庁舎へ行く途中に、ブランデーのお店KVINTがありました。

有名なお店らしいです。

 

今日見た建物などが並んでるメインの通りにて。

こんな風に、ロシアの国旗も一緒に掲げられてたりするんですよね。

公共施設も。

こんなにロシアLOVEなのに、ロシアは沿ドニエストル共和国を承認してないんですよ。片思い。

 

ロシアホテル、なんていうホテルもあったし。

 

銀行も普通にあります。店ではVISAとかMASTERも使えるっぽいです。別に未承認国家でも、こういうのは関係ないのね。よくわかんないんだけど。

 

歩道には花がズラーっと飾ってました。こういう風に飾ってるのは、初めて見ました。

 

あ、やりたい放題だなぁw

こっちも。

マクドナルドがない国あるある。

 

日本車を結構見ます。こういうのもよくわかんないけど、買えるのね。経済活動は関係ないのかな。

あ、このバス、古いなぁー。レトロなんていうレベルじゃないね。

 

ここにもあった!観光地でよくあるこれ。

Rが反対になってる文字は、英語で言えば「I」

 

ティラスポリ。国旗カラーなり。

 

沿ドニエストルカラーのベンチ。

 

帰りに寄ったスーパー。

ガラガラ。そして同じものを並べてる。

これを見てキューバを思い出した。

輸入できないものとかあるんだろうなー、たぶん。

 

コーヒーショップに掲げられてた旗。

あー、これ見たことあるな。どこだっけ?

 

帰ってから調べた。

答え「アブハジア共和国」でしたー。ここも未承認国家。ジョージアにくっついてるところ。

 

ティラスポリまでのバスから見えた景色。

同じ住宅並んでる。異様な感じ。

 

グルメの話

全然レストランがなくて、通り沿いにあったお店に入ってみました。

マッシュルームのスープと、ピエロギを注文です。

写真付きのメニューだったので、指差し注文できてよかった。

ロシア語しか書いてないから…。

ビールも注文。

あ、このビール、ラベル見たらチェコって書いてる。がっかり。

そしてスープ。

え、量が多いんですけど。

でもおいしいなー。

そしてピエロギ。餃子の皮にマッシュポテト入ってるもの。

しまった、クリーム系のスープ頼んだのに、これもクリーム系だw

でも、これもおいしかったな。しかも量が多い。

いやー、食べ過ぎたかな。満腹。

ちょっとおしゃれなお店だったので、ちょいお高めでした。

 

ティラスポリからキシナウへ戻るが…。

さて、ティラスポリを満喫したので、キシナウに戻ることにします。

バスターミナルに戻ります。

チケットは駅舎の左側にあるKACCAと書かれているところで買えます。

事前情報で40ルーブルということだったので、いい感じにさっきのレストランで使ってきました。

しかし、キシナウまで43ルーブルだそうだ。

財布の中には42ルーブルしかない…。

お姉さんに1モルドバレイでもいい?って聞いたら、OKと。

よかった…。

そういえば、モルドバレイでも買えるという情報があったもんな。あー、よかった。

16時15分発のバスに乗り、キシナウには18時着。

帰りの沿ドニエストル側の国境では、パスポート見るだけで、紙は回収されませんでした。

いいお土産w

無事、キシナウまで戻ってこれました。

 

初めて未承認国家に入りました。

ドキドキの初体験。簡単に行って帰ってこれたけど。

これも、先人のブログのおかげだけどね。感謝感謝。

行った感想としては、普通の国だなと。

日本は単一民族国家だし、島国だから、国境とか民族とか日本にいると考えることもないけど、ヨーロッパにいるといろいろあるんだなぁーと感じますね。ヨーロッパに限った話じゃないけど。中東とかさ。

 

明日は一日、やるべきことを済ませたいので、宿に引きこもる予定。

明後日は、ウクライナへ移動しますが、もうちょっとキシナウの話は続きます。

 

モルドバは続く~